2013年2月22日金曜日

過去を振り返る 〜シアトルとニューヨーク〜

今回の旅は場所別に目的意識があって、
シアトル・ニューヨーク…過去を振り返る
バンクーバー・ボストン…未来を見据える
ワシントン…休暇
という位置づけで行ってきました。

というわけで、今回はシアトル・ニューヨークのお話。
シアトルとニューヨークには親戚が住んでいるので、それぞれ2度目の訪問になります。シアトルには大学2年生のとき、ニューヨークには大学4年生のときに行きました。

シアトルでは、以前、話すのに苦手意識があった親戚のおじさんと話す、ことが目的の一つでした。彼は弁護士として働いたのち、現在ワシントン大学の博士課程で日本の歴史を勉強しています。彼と日本の歴史について、また昨今の国際情勢について、話をしました。議論として、成り立っていたのではないかと思います。

改めて、教養を「世界中どの人とも話せる話題」としての面で捉えれば、高校で学ぶ日本史・世界史・地理をしっかりやっておくことが教養の土台なのだろうと感じました。余談ですが、高校時代の友人がベルギー人と話したときに、ベルギーの歴史・民族・言語的な特徴をきちんと知っていたことで非常に感激された、ということを大学2年生のときに言っていました。

ニューヨークでは、以前来たときの印象が今回どう変わるかを確かめることが目的の一つでした。前回は大学4年生の2月に行ったのですが、ニューヨークの喧噪は楽しみつつも、地下鉄や街は予想以上に汚く胃もたれがして、住むには厳しいかな、という印象を持ちました。前回渡航したときの自分はギリシャ・イタリア・アメリカにしか行ったことのない典型的ドメスティック大学生でした。前回以来、イギリス・フランス・ベルギー・ドイツ・韓国・中国・バングラデシュ・フィリピンと渡ってきて、中国での留学も経験したあとでどう感じ方が変わるかということです。

短い滞在でしたが、心理的に街を楽しむという意味では前回とは全く違いましたし、住んでも良い、むしろ住みたい、と思うようになりました。2回目ということで慣れたということもあるかもしれませんが、「北京に比べれば」と思えることが余裕につながったように思います。親戚のお姉さんには「ニューヨークを楽しめるよになったのは心臓に毛が生えた証拠」と言われました。満足してはいけないですが、進捗を確かめて、次に向かうための少しだけの達成感を得ることもできました。

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